ビジネスプランコンペ 熱い想い
9月25日、栄ガスビルで、『ソーシャルビジネストライアル 東海・北陸リーグ』の愛知岐エリアのビジネスコンペが開催されました。
これは、内閣府地域社会雇用創造事業による交付金を受け、実施される「起業支援プログラム』です。全国10地域にわけられ、今日は東海北陸キャンパスの中の愛知岐阜エリアのものです。その選考委員として参加しました。
6名の方が書類選考で選ばれ、今回のプレゼンに臨みました。
決まった持ち時間でプレゼンし、質疑応答があり、終了後私たち6名の選考委員と、会場の参加者全員の投票で最優秀賞と優秀賞が決まります。
みんな真剣です。この日のためにブラッシュアップをし、スキルを上げて臨んだ発表です。興味を引く面白い発表が満載です。
①高校ランチ革命
②エコフード・ステーション
③農業再生プラン
④スローママ
⑤ライフデ―サービス
⑥じぶんデザイン!セルフドクター
プレゼン中
質問中
みんな緊張の中にも、熱い思いと志がビンビン伝わってきて、選考する私たちも真剣になります。
熱い思い、熱い想い、真摯な心があっても、社会が期待するシステムにしていかないことには成り立っていきません。ここで選ばれた人たちは、各地域ごとに選ばれた方々と一緒に、来年のグランドファイナルに向け、また自分のプランをより実現性のあるものにしていくのです。
結果的に、選に漏れた方も差はわずかで、会場結果も選考委員の意見も分かれ、どなたを選んでもおかしくないような結果でした。選ぶことが辛くなるような、全員を選んであげたくなるような、プレゼンでした。選考委員も非常に白熱した議論を重ねました。
隣の関戸さんと『自分たちが立ち上げる前に、プレゼンをしたら、簡単に落とされただだろうね』としみじみ話し合いました。立ち上げる前に見えないものを形にし、聞いている人を説得させることは非常に困難な作業です。でも説得しなければならない。
だからこそ、熱意は大切な要素だと思います。関戸さんも私も熱い思いだけで進んできたように思います。その思いが、自分のたくさんの欠けた部分を補ってくれたように思います。
選ばれた方も選ばれなかった方も、本当に頑張った。この頑張りや、悔しい思いは必ず無駄にはならないから。よかったねと伝えたい。
しかし、現実は立派だったり、頑張ったことで評価されるわけではありません。うまくいくかどうかは、誰にもわからず、その人の能力はもちろんですが、時代との出会い、チャンス、持っている運にも左右され、誰にでも通用する、成功する方程式はありません。自分に合った何かを苦しんで悩んで見つけていくのです。
選に漏れた方々も、今回のプレゼンをもっと磨き、打って出ていってほしいものと願っています。