レベルアップ講習 皮の椅子
木曜日に、更なる椅子のレベルアップのため、椅子の講習会を社内で致しました。
今回の目的は、皮の椅子のクリーニングです。皮のクリーニングは出来るところが少なく、技術をさらに上げ、お客様のご要望にこたえていきたいと思っています。また、皮の椅子は洗えると知らない方が多く、そんな意味でもお客様の開拓につながるのではと、思っています。
この椅子は購入して30年たったものです。風格がありますが、やはり、くたびれていますね。しかし、掃除機を丁寧に書け、水ぶきをしてやり、前処理をした後、泡で洗って、シミのあるところは手当てし、最後に皮用のローションを塗れば、見事に別物で甦ります。本当にきれいです。
これは普通の事務用の椅子の繊維を超拡大したところです。こちらの画面は、あまり汚れていない背面などの所です。
こちらの画面は、手で持つ上の所や、足が触る座面の端のところです。大体はタンパク質ですね。
椅子は人が座り、皮膚が触れるため、通常の汚れと、タンパク質の汚れなのです。
(だからお洗濯が必要ですよね?)
汚れで色が変わり、繊維もつぶれています。カーペットでも同じですが、汚れが蓄積し、いっぱいになっているのです。
この超拡大した繊維の椅子は10年選手の椅子をお借りしました。半分に分け、右半分を養生し、左のみ洗いました。こんなにきれいになりました。
こんなき色だったのかと、びっくりします。
お借りした会社に返しに行くと「おお~~~(@_@)」と喜んでいただきました。
洋服は毎日お洗濯するのに、毎日座る椅子は、何故洗わないの?
椅子クリーニング
昨日あるお宅の椅子のクリーニングに伺いました。
先週ハウスクリーニング協会の講習にもなった泡を使った洗浄方法です。
この使用する泡状の洗剤は、7%しか水分を含まないため、中のウレタン
などにしみ込まず、清掃後半日で(3~4時間くらい)使用可能になる
優れものです。
また各種の汚れに対応する染み抜き剤も使用。
シミなどをより完璧に取り去ります。
泡で洗浄しているところ。
→
洗浄後 よみがえりましたね~(^◇^)
上記の写真は今回のものではありませんが、この泡の洗浄方法は
新幹線でも採用されているものです。
もうひとつの大きな特徴として、皮も洗えるということ。
通常皮は洗えないと、張替をすることが多いのですが、
お水をあまり使用しないこの方法は、皮も見事に再生できます。
(バックスキンや、表面加工が取れてしまったものなど
一部出来ないものもあります)
最後に仕上げ材のローションを塗って皮がよみがえります。
今回は皮の椅子はありませんでしたが、たくさんの椅子を
クリーニングしました。家の方は、とってもすっきりして
空気まできれいになった感じと言ってくださいました。
喜んでいただける結果になり、ほっとする一瞬です。
おそうじままからの提案
椅子は毎日座るものです。
体が触れ、皮脂汚れ、ホコリが少しずつ堆積し、その上に、暖かい環境
のため、目には見えませんが、ダニなどの温床になります。
晴れた日に、移動できる椅子は外で、移動できない 椅子は、
風通しのいいところで、定規などのような長い棒で座面をたたき、
中のほこりを浮かせます(たたくだけで、大体ほこりが出てきますよ)
先を小さいものに変えて、掃除機で吸ってください。
縫い目や、入り込んでいるところ、手の触るところなどを
特に丁寧にかけます。
それだけでもずいぶんすっきりしますよ。
試してみてください。✌